描く理由は後からついてきた
はじめての展示と、絵を描き続けている理由
あおです。
6月2日からはじまるグループ展に参加するため、今週は絵を描いていました。先にタイトルは決めていたし、なんとなくのイメージはあったので、すんなりできるかと思っていました。
いざ描きはじめると、全然ダメですね。
もちろん僕が描くすべてが正解ですが、なにかしっくりこない。こうしたいのに、そのための技量がない。いいかも!と思って、次の日に続きを描こうとすると、やっぱりなにか違う。そんな感じで、何度も描き直しました。
(2作品作っていましたが、どちらも数回は塗りつぶしました。アクリル画なので、絵の上からさらに絵具を足してやり直すことも一応可能です。)
かなりぎりぎりに完成はしましたが、本当にこれでいいのかという自問は展示当日まで続くことでしょう。個人的に新しい表現も取り入れ、現代アート感が出てしまったかもしれなくて、なんかちょっと不安です。
描いた絵については、展示風景とあわせて今度紹介しようかな。
今回は、「なぜ僕が絵を描きはじめたのか」を簡単に記しておこうと思います。
とある展示をみて
昔、アート関係のメーカーに勤めていました。
当時、業界全体のイベントがあり、企業を横断したイベントの集客などを目的とした広報チームが結成されたのです。そのチームに2期生のような形で発足の翌年?くらいに参加させていただきました。
イベントやチームでの活動の話は割愛しますが、その時なにか面白いことがしたいと、仲良くしていたメンバーでクリエイティブ集団を結成して、バンドを組んで即解散したり、ご飯を食べたりしていました。今も健在の集団です。
また、メンバーのひとりに人生の大先輩のような方がいて、イベント後も仲良くさせてもらっていました。
あるとき、その方とその方のお姉さまとその娘さんと一緒に、他メーカー主催のイベントに行ったことがありました。
原宿のデザインフェスタギャラリーで行われていたのですが、この場所は誰でも展示ができる大小さまざまなスペースがあるギャラリーなのです。
せっかくなので、その日開催しているいろんな展示を見ました。
第14回グループ展『惑星』
絵画、イラスト、雑貨などの様々な作品が、素敵な空間に並んでいました。作者たちが在廊していたのでお話もしました。
「今回が14回目。毎年同じ場所で展示をしている。」
単純にすごいと思いました。
同時に、アートと共に時間を重ねていくことが、物凄く尊いと感じました。
部屋を出た我々はすぐに、自分たちも挑戦しよう!となりました。そして、作品もなにもないのに、同じデザインフェスタギャラリーの同じスペースを予約して、開催することを先に決めたのです。(しかも3日間!!)
はじめての展示
その業界にいたのでアートは身近にありましたが、本格的に描きはじめたのはそこからでした。
やるならアクリル画と決めていましたが、もちろん素人です。有難いことに画材は揃っていたので、とにかく描くしかありませんでした。
展示のDMに載せる作品が必要で、今思えばそれが僕のアクリル画第1号。
「落ち蛙」というカエルの作品です。
さらに、展示に来てもらうための活動もはじめます。
僕がラジオをやってみたかったこともあり、ファンを獲得するためにポッドキャストをはじめたり、Instagramでお絵描きライブも週に1回していました。
ポッドキャストは途中お休み期間がありながらも、今も続いている大切なコンテンツです。
この展示では、プロ・アマチュア問わず多くの関係者にも協力・出展してもらい、最終的には十数人の大きな展示になっていました。
とはいえ、メインは我々のクリエイティブ集団。
スペースが多くいただけたので、とにかくたくさん描いて、たくさん展示することにしました。
グループ展当日。
自分の絵を見られる緊張感もありましたが、誰かに見られて評価してもらえること、みんなで空間を作り上げたこと、購入してもらえたこと。
ものすごい熱量と大人の青春って感じで、とっても最高でした。
人生ではじめて、僕が生み出した作品が誰かの手に渡った経験もこの時です。
観光で来ていた海外の親子。
実は立体物も作っていたのですが、ミニチュアの作品がその男の子が気に入ってくれて、購入してくれました。
言葉では到底表すことのできない、胸の奥が熱くなる感覚がありました。
そのあとも、アクリル画のほうも購入していただけたり、最後まで悩んで描いた作品を多くの人に褒めてもらったり、ただただ感動したことを覚えています。
なんていうか、やってよかったなと。
もっと、続けていきたいなと。
そう思うことができて、だからこそ今でも描いているわけです。そして、続けられていることって、すごく幸せなことなんだと感じています。
あの展示をやった時は、正直ここまで続くとは思っていませんでした。
ただ楽しそうだから。
面白そうだから。
そんな軽い気持ちも少しあったかもしれません。
そして気が付けば毎年展示をして、悩みながら絵を描いて、今週もまた締切ぎりぎりまでキャンバスと向き合っていました。
描く理由は、最初からあったわけではありません。
描き続けているうちに、少しずつ後からついてきた気がしています。
僕たちの展示は、この年から毎年場所を変えながらも続けています。
描く理由は後からついてきたけれど、描き続ける理由は少しずつ増えている気がします。
あの日勢いで予約した展示から、こんなふうに今も続いている。
そのことが、なんだか少し嬉しいのです。
(あとがき)
展示前の慌ただしさも、ちょっと好きかもしれません。
いぬいあお
「まだ途中のまま」を書いています。
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あおさん、忙しさは少し落ち着きましたか?
しばらく、コメントを控えておりました🙇♂️
展示会、素晴らしいです✨
チームで目標を達成するって、難しいけど喜びが伝わってきました。
ところで、ふとした質問なのですが、
写真の並び、落ち蛙が左から2番目で、おにぎり日の出?が真ん中の列ですが、何か配置にこだわりはあったのですか❓❓
あおさん、素敵な作品ですね。
私は専門の知識はありませんが、余白のとり方が目を引き、しっくり来ました。
見る人やタイミングでその余白を想像し、受け取り方がたくさんありそうな印象があります。