痛いって言える人
おやつの時間に電話が鳴った。
東京にいる大事なともだち。
主に仕事のことで悩んでいて、身体にも影響が出ているみたい。
状況はちがうけど、僕も同じようなことを感じてきた。
ここまでは知っていたけど、具体的な進捗とアクションを決めたみたいで、聞いてほしいって連絡が来た。
嬉しかった。
定期的に連絡を取り合っていた仲だけど、ちょっと最近は反応悪いなって思っていたから心配していた。誰にも連絡をしたくない時があるのも分かる。
でも、単純に生きていてくれて嬉しかった。
もうひとつ。
報告してくれる、相談してくれる、そんな相手に僕を選んでくれて嬉しかった。
ノートでも書いたけど、お腹痛いときに、お腹痛いんだって言える人がいるって嬉しい。
痛いのは治らないけど、それを分かっていたい人もいるって、ちょっと嬉しいこと。
だから、痛いって言われるような人になりたいし、僕も君には痛いって言えると思うんだ。
家族でも恋人でも友達でも、深い関係になればなるほど、傷付いたときに辛い。
だから、なるべく深く付き合わないように、無意識だけど、たぶんそうしてきた。
自分が傷付きたくないから。
でも、それってちょっぴり寂しい。そう思えるようになってきた。
僕の大事な人たちは、僕だけが大事にしていきたい。
全部は言わなくていいけど、耳だけ貸してあげるから。
そして僕にも貸して、言わせて。
(あとがき)
ただ聞いてくれる人、ただ話せる人、そんな人の存在が救いになる。
誰かのそんな人になりたいって思う。
いぬいあお
「まだ途中のまま」を書いています。
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